全ラインを揃えるモンクレールの旗艦店がオープン

最高のダウンウェアを始めとするアイテムを提案するモンクレール。日本での認知度は高く、今まで路面店がなかったと聞けば意外に思う人も多いのではないか。来る9月1日(木)、待望の旗艦店「モンクレール 青山」が、東京・表参道にオープンする。

1952年、モンクレールは仏グルノーブル郊外にて設立。レネ・ラミヨンとアンドレ・ヴァンサン、そしてアルピニストのリオネル・テレーの3人によって、その歴史が紡がれ始める。 モンクレール レディース ファーダウンジャケット製作のヒントは、工場でスタッフが防寒のために着用していたダウンウェアだった。ラミヨンの回想録には、それを見たテレーが「これなら未踏の山に挑むことができる。人間の限界を超えることができる!」と叫んだと記されている。

その後はシュラフ、手袋、そしてダウンジャケットなど数々の製品を開発。折しも当時は世界中の登山家がヒマラヤを目指した第1期アルピニズムの時代と重なっており、モンクレールもまた多くの登山隊に製品を提供。55年にはヒマラヤ屈指の難峰・マカルーに、モンクレールのダウンジャケットに身を包んだフランス登頂隊が、初登頂の快挙を遂げている。

本格アウトドアメーカーとしての来歴をもつモンクレールに転機が訪れたのは70年代のこと。ファッション誌『ELLE』が奇抜なステッチや鮮やかな色のナイロン素材に注目し、製品が誌面を飾ることになったのだ。山の服を街で着ることが当時どれほど革新的だったかは想像の域を出ないが、その機能美がファッションとしても相当“クール”だったことは間違いなく、今日のモード界において屈指のブランドとして認められていることがその証左でもあろう。

今季のモンクレールは船乗り、アビエーターといったテーマをもとに、ナイロンに加えてウール、フェルト、ベルベットなどの素材を積極的に使用したアイテムを展開。伝統と近代性が融合した革新的コレクションとなっている。モンクレール 名作翻って日本初の旗艦店「モンクレール 青山」では、デザイナーとの共同作業によって生まれたスペシャルなラインもすべて取り揃えている。

すなわちsacaiの阿部千登勢による「モンクレール S」、ビズビムの中村ヒロキによる「モンクレール V」、トム・ブラウンがクリエイティブディレクターを務めるファーストライン「モンクレール ガム・ブルー」、同じくファーストラインでジャンバティスタ・ヴァリがデザインする「モンクレール ガム・ルージュ」だ。昨年からスタートした「モンクレール グルノーブル」とメインラインを合わせて計6ライン。モンクレールの世界観を余すところなく堪能できるショップの誕生に、快哉を叫びたい。

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